【検証】スマホのセット割は本当にお得?計算してわかった落とし穴

「光回線もドコモにしたらセット割でお得になる」と言われて、乗り換えを検討しているんですが…本当にお得なんですか?

「スマホと光回線を同じ会社にするとセット割が使えてお得」という話は、キャリアのショップや家電量販店でよく言われる。確かにセット割は存在するし、金額も大きく見える。でも「セット割込みの金額が本当に最安なのか」を計算してみると、意外な結論が出ることがある

みほは光回線の乗り換えを検討したとき、「ドコモ光×ドコモ」のセット割と、「Nuro光×楽天モバイル」の組み合わせを比較計算した。その結果と気づいた落とし穴をこの記事でまとめる。

この記事でわかること

  • セット割の仕組みと「何が割引になるのか」の正確な理解
  • セット割込みの料金と格安SIM+単独回線の比較計算
  • セット割が本当にお得になる人・そうでない人の条件
  • セット割に縛られることで起きる「機会損失」のリスク
  • スマホ・光回線をまとめて見直すときの正しい手順
目次

「セット割があるから光回線も変えたほうがいい」と言われた話

みほが楽天モバイルに乗り換えたのは2023年の夏。通信費を月8,000円→2,000円に削減できて大満足だった。ところがその後、光回線の乗り換えを検討したときに「ドコモ光にすると月最大4,000円のセット割が使える」という広告を見て、「楽天モバイルに変えたのは正解だったのか?」と少し迷ってしまった。

「ドコモに戻してドコモ光とセット割を使う方が、トータルで安いんじゃないか」という考えが頭をよぎった。そこで実際に計算してみることにした。

📝 みほの体験談

楽天モバイルに乗り換えて半年後、光回線の見直しを検討し始めた。「ドコモ光×ドコモスマホ」のセット割の広告を見て「月4,000円も安くなるなら元のキャリアに戻した方がいいかも」と思いはじめた。でも実際に数字を並べてみると、まったく違う結論が出た。

「セット割=お得」という思い込みを持ったまま計算しないのが一番危険です。実際に比べてみると、セット割のあるパターンの方が高くなることがよくあります。

検証の3ステップ

  1. セット割の仕組みを正確に理解する
  2. パターンAとパターンBの実際の月額を計算する
  3. 縛り・違約金・縛り期間のリスクも含めてトータル評価する

セット割の仕組みを正しく理解する——何が「割引」になるのか

まず「セット割」の仕組みを正確に理解しておく。多くの人が「セット割=安くなる」と思っているが、割引の対象は「光回線の月額料金」ではなく「スマホの月額料金」であることが多い

セット割とは?(ドコモ光を例に)

ドコモ光月額 5,720円(1Gbps・戸建て)
ドコモスマホギガホ・1回線 月額 6,600円
セット割光回線との同時契約でスマホが月1,100円OFF

=スマホ実質 5,500円 + ドコモ光 5,720円 = 月11,220円(2回線合計 16,940円)

セット割が「月1,100円×2回線=2,200円引き」に見えても、そもそものドコモのスマホ料金が高い。セット割を使った後の金額と、格安SIM+別回線の金額を比べないと「お得かどうか」は判断できない。

「セット割で月1,100円引き」って聞いたら安く感じますけど…実際のキャリアの基本料金ってそんなに高いんですか?

セット割と格安SIMを比較してみた——みほの場合の計算

実際に2パターンの月額を計算してみた。前提条件:夫・みほの2回線、光回線1本、使用データ量は2人合わせて20GB程度。

パターンA|ドコモ(2回線)+ドコモ光

ドコモ スマホ(ギガホ)× 2回線:6,600円 × 2 = 13,200円
セット割(各-1,100円):-2,200円
ドコモ光(戸建て1Gbps):5,720円
合計:16,720円/月

パターンB|楽天モバイル(2回線)+Nuro光

楽天モバイル(3GB〜20GBは月1,078円)× 2回線:2,156円
Nuro光(戸建て・2Gbps):3,630円(キャンペーン適用後)
合計:5,786円/月

月額の差:16,720円 vs 5,786円 → 約10,900円の差。セット割があってもなくても、格安SIM+単独回線の組み合わせの方が圧倒的に安かった。

年間で計算すると131,000円以上の差になる。「セット割で2,200円引き」という数字だけを見ていたら、この差に気づかなかっただろう。

月1万円以上の差は大きいですね。「セット割がある方がお得」という思い込みで止まっていたら、年間13万円以上を余分に払い続けることになります。まずは自分の使用状況で計算してみることが大切です。

光回線の「セット割」を選ぶべき人・選ばない方がいい人

計算結果だけを見ると「セット割は不要」と思えるかもしれないが、セット割が有利になるケースもある。どちらが合うかは状況によって異なる。

セット割が合う人
・データ使用量が多い(月30GB以上)
・キャリアのサポートや店舗対応を重視する
・格安SIMの設定・手続きが面倒だと感じる
・スマホの割引購入(端末代)と組み合わせる場合
格安SIMが合う人
・データ使用量が少ない(月20GB以下)
・コストを最優先したい
・ネットでの手続きに慣れている
・特定のキャリアへの縛りが少ない

みほ家は夫・みほともに外出時のデータ使用量が少なく(自宅のWi-Fi中心)、楽天モバイルの月3GB〜プランで十分だった。大容量プランを使う理由がなかったため、格安SIMの方が圧倒的に有利だった。

セット割に縛られてもっと高い料金を払い続けるリスク

セット割を選ぶことで生じる「縛り」についても把握しておく必要がある。特に問題になるのは「セット割を受けるためのキャリア縛り」だ。

⚠️ セット割の「見えにくい縛り」

光回線の最低利用期間:多くの光回線は2〜3年の最低利用期間があり、違約金が10,000〜15,000円かかる
スマホのキャリア変更でセット割が消える:スマホを格安SIMに変えると光回線のセット割が適用されなくなる
セット割額の変更:キャリアがプランを変更するとセット割の条件も変わることがある
「セット割があるから」という心理的縛り:光回線が高くなっても「セット割のために契約を続ける」という判断になりがち

「セット割があるから今のキャリアを変えられない」という状態になると、より安いプランへの移行の機会を逃し続けることになる。これが「セット割の落とし穴」だ。

みほが楽天モバイルに乗り換えた後にNuro光を選んだのも、「特定キャリアとのセット割に縛られない選択肢」を意識したからだ。組み合わせの自由度が高い方が、将来的な見直しの余地も残せる。

スマホ・光回線を一緒に見直すときの正しい手順

スマホと光回線を同時に見直すとき、「どちらを先に変えるか」の順番が大切だ。みほが実際にやった手順を紹介する。

01
現在の料金を書き出すスマホ(キャリア・プラン・月額)・光回線(会社・プラン・月額)をそれぞれ書き出す。セット割の割引額も含めて「実際に払っている金額」を把握する。
02
格安SIMでの月額試算をする自分のデータ使用量を確認してから、楽天モバイル・LINEMO・povo等の格安SIMの料金を試算する。セット割なしでも安くなるか確認。
03
光回線を独立して比較するスマホとの組み合わせを外して、光回線単体でNuro光・auひかり・SoftBank光などを比較する。「セット割ありの光回線」vs「セット割なしの安い光回線」を比べる。
04
組み合わせのトータルコストを計算する「スマホ+光回線」のトータルを計算して比較。セット割込みの組み合わせと、格安SIM+独立回線の組み合わせを並べて判断する。

格安SIM+単独光回線の組み合わせを検討しているなら、各サービスの最新料金を公式サイトで確認してみてください。

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光回線を単独で比較したい方はこちら:
auひかり 公式サイト
SoftBank光 公式サイト

セット割、本当に計算したことありますか?

□ セット割込みの月額と格安SIM+別回線の月額を比べたことがない → まず計算してみる
□ セット割のために今のキャリアを変えられないでいる → 縛られているサインかもしれない
□ 光回線とスマホを別々に契約しなかったのはセット割のため → 一度シミュレーションを
□ 月のデータ使用量を把握していない → まずスマホの設定で使用量を確認

まとめ——セット割の「数字の見た目」に惑わされない

「セット割で月2,000円引き」という見た目に惑わされず、「セット割込みのトータル vs 格安SIM+独立回線のトータル」で比較することが大切だ。みほの場合、格安SIM+独立回線の組み合わせの方が月1万円以上安かった。

セット割が全く価値がないわけではない。データを大量に使う人・キャリアのサポートを重視する人にとっては合理的な選択だ。でも「セット割があるからお得に決まっている」という思い込みで選ぶのは危険だ。

スマホと光回線をセットで見直すときは、「片方だけ変える」「独立して比較する」の視点を持って臨んでほしい。思い込みを外すだけで、毎月の通信費が数千円〜1万円以上変わることは珍しくない。

「セット割=お得」ではなく、「計算してみてお得なら使う」。それだけで判断の精度が変わる。

「セット割があるから今のキャリアを変えられない」と思い込んでいる人は、一度計算してみてください。セット割の金額より、格安SIMに乗り換えた方が安くなるケースが多いです。

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