
火災保険って一度入ったらそのままでいい気がして、見直したことないんですよね…
住宅ローンを組んだときに「とりあえず銀行のすすめで入った」という火災保険、ちゃんと中身を確認したことはあるだろうか。みほも同じだった。5年間、保険料が口座から引き落とされるたびに「高いな」と思いながらも、「火災保険って変えられないものなんじゃないか」と思い込んでいた。
でも固定費の見直しを始めて気づいたのは、火災保険は「乗り換えられる」どころか、同じ補償内容でも保険会社によって保険料が2倍近く違うこともある、ということだった。
この記事では、みほが実際に火災保険を見直して保険料を下げるまでの手順と、「補償を削らずに安くできた理由」を正直に書いていく。
この記事でわかること
- 火災保険の見直しを思い立ったきっかけと最初の疑問
- 同じ補償なのに保険料が違う理由(仕組みの話)
- 一括比較サイトを使った見積もりの流れと実際の結果
- 補償内容の整理でわかった「削れるもの・削れないもの」
- 手続きの流れと乗り換えにかかった時間
火災保険を見直す前の状態——5年間「なんとなく」で払い続けていた
みほが火災保険を最初に契約したのは、住宅ローンを組んだ2021年だった。銀行の担当者に「火災保険はこちらから入っていただくと手続きがスムーズです」と言われ、そのまま銀行の提携保険会社で10年一括払いで契約した。
正直、そのとき何に入ったのかよくわかっていなかった。「火災で家が燃えたとき用のやつ」くらいの理解で、補償内容も細かく確認しなかった。年払いに換算すると月約8,500円(年10万円以上)かかっていたが、「ローンの家だから仕方ない」と思っていた。
見直しを考えなかった理由(当時の思い込み)
思い込み①「ローンの条件に火災保険の加入が紐づいている」から変えられないと思っていた
思い込み②火災保険は「どこも同じくらいの値段」だと思い込んでいた
思い込み③手続きが面倒そうで、調べるのが億劫だった
思い込み④「10年一括払いだから途中で変えられない」と勘違いしていた
固定費の見直しをまとめて調べ始めたとき、保険の一括比較サイトで「火災保険も比較できる」という記事を見て初めて「え、変えられるの?」と気づいた。



10年一括払いでも、残りの期間分の保険料が返ってくることを知らなかったんです。中途解約して乗り換えても損にならないケースがあると知って、本格的に調べ始めました。
火災保険を見直すまでの5ステップ
- 今の保険証券を引っ張り出して補償内容を確認する
- 一括比較サイトで同条件の見積もりを取る
- 補償内容を精査して「削れる補償」を特定する
- 新しい保険会社を選んで申し込み・現保険の解約手続き
- 返戻金を受け取り、差額を確認する
火災保険の見直しが必要な3つのサイン
「自分の火災保険は見直した方がいいのか」がわからない人も多いと思う。みほが調べた結果、以下の3つのうち1つでも当てはまる人は、見直しを検討する価値がある。
「銀行・不動産会社の提携保険」は特に割高になりやすい。これは、銀行や不動産会社が紹介料を受け取る仕組みになっており、その分が保険料に上乗せされているケースがあるからだ。
みほの場合は3つすべて当てはまっていた。「5年前に銀行提携の保険に入ったまま」「年間10万円以上払っていた」——これは見直し必須のパターンだった。
火災保険はローンとは別の契約なので、ローンの銀行に断りを入れずに乗り換えても問題ない。「担保物件に火災保険が付いていること」が条件であり、どの保険会社でも条件は満たせる。



え、銀行の許可なく火災保険を変えていいんですか?ローンに影響しませんか?



大丈夫です。火災保険とローンは別の契約なので、銀行への通知は不要です。ただし、住宅ローンの担保に火災保険を質権設定している場合は銀行への連絡が必要になるので確認してみてください。
火災保険の見積もりを取る方法——一括比較サイトを使った手順
火災保険の見積もりは、一括比較サイトを使うのが一番手っ取り早い。「保険スクエアbang!」や「インズウェブ」などのサービスで、1回の入力で複数社の見積もりが取れる。みほはインズウェブを使った。
見積もりに必要な情報(手元に用意しておくもの)
① 現在の保険証券補償内容・保険金額・保険期間が確認できる
② 建物の基本情報構造(木造/鉄骨/RC)・床面積・建築年
③ 住所・用途所在地・自宅か賃貸かなど
みほが見積もりを取ってわかったのは、同じ補償内容・同じ期間でも、保険会社によって年間保険料が4万円〜9万円まで幅があること。つまり保険会社を変えるだけで年5万円の差が出る可能性があるということだ。
「どの会社も同じだろう」という思い込みがいかに損をさせるかを、数字で突きつけられた瞬間だった。見積もりを取るだけなら無料・無料・無料。それだけで年間の保険料の差が見えてくる。
見直しで保険料が下がった理由——補償内容を整理してわかったこと
一括比較で安い会社が見つかったとしても、「補償が薄くなっていないか」は必ず確認が必要だ。みほが見直しにあたって補償内容を整理したところ、今の保険に「使わない補償」が3つ含まれていたことが判明した。
削れる可能性がある補償(みほが外したもの)
重複①地震保険の特約(別に地震保険単体で加入しているため重複)
重複②盗難補償の「携行品損害」(家財保険で対応できる範囲と重なっていた)
不要③臨時費用保険(保険金額の上乗せだが実際の使用シーンが限られる)
これらを外した上で、保険会社を変更した結果:
みほの火災保険見直し結果
変更前:年間 102,000円(月換算 8,500円)
変更後:年間 58,000円(月換算 約4,800円)
→ 年間 44,000円削減(月3,700円の削減)
保険会社の変更と補償の整理、この2つの組み合わせで年4万円以上の削減になった。補償を削ったことで安くなった部分もあるが、同じ補償内容でも会社を変えるだけで年1〜2万円の差が出ていた。
火災保険で削れる補償・削っちゃいけない補償の見分け方
「補償を減らす=節約」ではなく、「必要のない補償を外す=無駄を省く」という考え方が正しい。みほが調べた結果、以下の基準で判断するとわかりやすかった。
絶対に削ってはいけない補償
① 火災・落雷・爆発保険の基本。これがないと火災保険の意味がない 絶対に残す
② 水災(床上浸水)洪水・台風被害に備える。ハザードマップ確認後に判断 エリアによる
③ 風災・雹災・雪災台風・強風による屋根・外壁の被害。日本では必須レベル 残す
④ 家財保険家具・家電が全焼したときの補償。子育て家庭は必要 基本は残す
「水災」については、住んでいる地域のハザードマップで浸水リスクが低ければ外す選択肢もある。みほの自宅は川崎市のハザードマップで「浸水リスク低」の地域ではなかったため、水災は残した。
一方で「個人賠償責任特約」は火災保険に含まれていることが多いが、自動車保険・生命保険などで既に付いている場合は重複になる。みほの場合は自動車保険に付いていたため外した。
見直しにかかった時間と手続きの流れ
「保険の見直しって面倒くさそう」というイメージを持っている人は多いと思う。みほも最初はそう思っていた。でも実際にやってみると、思ったより手間はかからなかった。
トータルの作業時間は比較・検討を含めても2〜3時間程度。この時間で年4万円以上の削減ができたのは、費用対効果として相当高かった。
火災保険見直しで「やらなければよかった」と思った場面はあったか
「見直して後悔したことはなかったか」について正直に書いておく。みほの体験では、1点だけ想定外のことがあった。
現保険の解約手続きに思ったより時間がかかったこと。「新しい保険に申し込んだら自動的に切り替わる」と思っていたが、現保険の解約は自分で手続きする必要があった。解約連絡から実際の解約まで約2週間かかり、その間は二重に保険料がかかった。
この点を踏まえて、「現保険の更新月に合わせて乗り換え手続きをする」のが一番スムーズだと感じた。更新月であれば返戻金の計算もシンプルで、二重払いの期間も最小限にできる。
⚠️ 乗り換えタイミングの注意点
最もスムーズ:現保険の更新月に合わせて乗り換え
→返戻金計算がシンプルで手間が少ない
中途でも問題なし:払いすぎが大きければすぐ乗り換えも選択肢
→年間差額が3万円以上なら、二重払い期間のコストを超えることが多い
火災保険を見直して気づいた「固定費削減の考え方」
今回の火災保険の見直しを通じて、改めて感じたことがある。固定費を削れる理由のほとんどは、「何も変えなかった」という惰性にあるということだ。
住宅ローンを組むタイミングで「銀行のすすめだから」と入った保険をそのままにしていた5年間。年間10万円払い続けて、気づかなければあと30年以上同じ金額を払い続けるところだった。
「変えられるものは変えてみる」という姿勢だけで、年4万円以上が手元に残るようになった。格安SIMや光回線の見直しと合わせると、固定費の見直し全体で月2万円以上が浮いている計算になる。
火災保険の見直しと合わせて、生命保険・医療保険の見直しも一度FPに相談するのがおすすめです。
あなたの火災保険、見直しが必要なサインはありますか?
まとめ——火災保険は「変えられる」し「変えた方がいい」
火災保険は、一度入ったら見直さなくていい保険ではない。保険会社によって同じ補償内容でも数万円の差があり、不要な補償を整理するだけでさらに安くできる可能性がある。
みほが実際に見直して感じたのは、「難しくない・怖くない・むしろやってよかった」という3点だ。調べることへの抵抗感さえ乗り越えれば、手続き自体はそれほど複雑ではない。
「保険は難しそう」という気持ちはわかるけれど、一括比較サイトで見積もりを取るだけなら無料だし、リスクもない。まず今の保険証券を引っ張り出すところから始めてみてほしい。



火災保険の見直しは、格安SIMや光回線ほど話題にならないけれど、削減額は大きい。「保険を見直したい」と思っている人は、まず一括見積もりから試してみてください。








